Junji In The Rain

自分の音楽、自分の大好きな音楽の話など

3月28日 LIVE AT 七面鳥

昨日の夜は渋谷の道玄坂にある七面鳥でライブでした。

 

昨日は、僕をライブに誘ってくれて、

ブッキングしてくれていた方が、

お店を退職する最後の日だった。

その最後の夜の最後の出番が僕だった。

音楽とは関係のない仕事に転職されるという話だった。

 

昨日は、長いこと会っていなかった、

以前ベースでサポートしてくれていた友人が見に来てくれて、

とても嬉しい再会になった。

 

昨日は、胸の中をいろんな思いが駆け巡り、

ちょっと落ち着きのない演奏になってしまって、

帰ってから一人で反省した。

けれども、とても心地の良い温かな春の夜だった。

 

3月28日の金曜日の夜、七面鳥に足を運んでいただいた皆さん、

そして、最後まで残っていただいた皆さん、

本当に有難うございました。

またお会いできれば嬉しいです。

 

Junji

 

 

 




The Muffsを思い出した日曜日

昨日の日曜日は一歩も外に出ずに、午後からはずっと、

金曜日のライブでやる予定の曲を一人で繰り返し練習した。

 

長い時間、ヘッドフォンをしてキーボードを弾き続けていたら、

少し頭が痛くなってきたので、気分転換にアコギを適当に弾いていると、

馴染みのあるメロディーが口をついて出てきた。

誰の曲だったかなと考えながら、そのまま口ずさんでいたら思い出した。

 

The Muffs。 ザ マフスの曲だった。

マフスの名前が浮かんだら、一気に部屋中が懐かしい90年代の香りに

包みこまれていった。

 

まだインターネットもなかったので、ロッキングオンクロスビートを頼りに、

一枚のアルバムを買うにも、買うべきか買わないべきか真剣に悩みながら、

CDショップの中を行ったり来たりしていたあの頃。

ワゴンに積まれて、安くたたき売りされている昔のロックやソウルのアルバムを、

まるで宝探しでもしているかのように、飽きもせずに漁っていたあの若者。

自分がどんな音楽をしたいのか、自分にどんな音楽ができるのかも

分からなかったけれども、無暗に自信があって、恥ずかしいくらいに大真面目だった。

 

カートコバーンの命日が近いことを思い出したので、

彼が笑っている写真のポストカードをCDラジカセの隣に飾った。

  The Muffsの名前を検索してみた。

彼らがずっと今でも活動を続けているのを知って、なんだかとても嬉しくなった。

マフスのアルバムは実家においてあるので、今度帰ったら聞いてみよう、そう思った。

最近の新しいのも、ちょっと聞いてみたい、そう思いながら、

窓の外の日曜日の街並みを染めていく夕日にせかされて、アコギをしまって、

またキーボードの前に座り直した。

 

今週の金曜日の夜、渋谷の道玄坂にある七面鳥でライブをします。

僕の出番は最後で9時30分からの予定です。

是非、足を運んでいただいて、僕に気軽に話しかけてもらえれば嬉しいです。

http://www.7mentyo.com/schedule/2014/03.html














3月28日の金曜日 渋谷 道玄坂の七面鳥でライブをします

歌詞がまだついていなかった曲を完成させた。

このブログと同じタイトルのJunji In The Rainという曲名にしようかと思ったけれど、

寸前でそれはやめた。

結局、EMPTY HEARTという曲名になった。

 

月曜日の朝、僕を引き裂く温かさの中に君を留めておこうとした。

そして、僕は僕の空っぽの心を歌った。

僕の空っぽの心を粉々にした。

僕の空っぽの心を見つけた。

僕は僕の空っぽの心を歌う。

 

何故か、こんな感じの歌詞になってしまった。

次のライブでやろうと思う。

 

3月28日の金曜日の夜、渋谷の道玄坂にあるライブバー、七面鳥でライブをします。

僕が歌とピアノで、サポートのドラムと二人でやります。

僕の出番は最後で、午後9時30分からの予定です。

聞いてくれる人の心に何かを残せるように、精一杯の演奏をします。

その場に居合わせて良かったと思ってもらえるような演奏をするつもりです。

お仕事の帰りにでも、渋谷に足を向けてもらえたら嬉しいです。

宜しくお願いします。

 

http://www.7mentyo.com/schedule/2014/03.html

前売りチケットのご予約も承ります。

junjiandmaggie@gmail.com

 

 

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DREAM BABY DREAM スプリングスティーンの新作を聞いて

ブルーススプリングスティーンの新しいアルバム、HIGH HOPESを繰り返し聞いている。

ブルースは、十代の後半、僕がロックにのめり込むきっかけになった人で、

それ以来、ずっと聞き続けてきた、僕にとって最も大きな存在だ。

 

今回のアルバムについては、カバー曲が3曲もあるとか、

ゴーストオブトムジョードの再録だとか、トムモレロが全面的に参加している

だとかいう話に、聞く前は何か違和感のような物を感じていた。

トムモレロは天才的なギタリストだし、政治的な姿勢や思想にブルースと共通する

部分が多いことも分かるけれど、彼のギターが特にブルースの曲に必要だとは

思えなかった。

なかなか聞く気になれないまま、気が付けば発売から一か月近くが経っていた。

 

先週、立ち寄った秋葉原タワーレコードの棚に飾られていたHIGH HOPESの

ジャケットのブルースと目が合った。

帰って、コーヒーと煙草を用意して、訳詞と英詞に交互に目を通しながら、

何の期待もすることなく聞き始めた。

 

世の中から疎外された人たちや、沈んだ町や、欺瞞やわずかな救いや希望や、

これまでもブルースが一貫して歌ってきた物語が、今の世界の状況と響きあって、

更に切実に透明感を増して胸に迫ってくる。

 

良かった。素晴らしかった。心の中でブルースに謝った。

二度繰り返して聞いた後、頭を整理しようと、毛布をかぶって目を閉じたら、

そのまま小一時間ほど眠ってしまった。

目が覚めたら、最後の曲、DREAM BABY DREAMの余韻が真っ暗な部屋に

微かに残っているのだけが感じられた。

70年代のニューヨークパンクのスーサイドのカバーで、オリジナルの方も好きだけど、

ふっと気持ちが軽くなるような、柔らかくなっていくようなブルースのバージョンも

とても美しくて何度でも聞いてしまう。

 

まだ詳細は決まっていないけれど、3月28日の金曜日の夜に

渋谷の道玄坂にある七面鳥というライブバーでライブをします。

規模はブルースとはくらべものにならないけれど、

ステージに上がるからには、ブルースにも負けないつもりでやります。

是非、一人でも多くの方に足を運んでもらえたら嬉しいです。

宜しくお願いします。

http://www.7mentyo.com/schedule/2014/03.html

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祝日の大掃除

今日は久しぶりに部屋の大掃除をした。

誰かが来る予定があるわけでもないけれど、窓の外の雪が残る街並みを眺めていたら、

急に、部屋中を綺麗にしてやろうという気持ちが湧き上がってきた。

 

CDの棚にかたづけられずに散らばっていたスティーブアールや

カーティスメイフィールドやマイルスデイビスやニコのソロアルバムを

適当にかけながら、玄関からキッチン、洗面所へと、絞った雑巾を片手に、

忙しげに動き回った。

 

途中、何度か手を止めて音楽に聞き入っていると、

この部屋に引っ越してきた日のことや、

この前、兄と夜中に長々と電話で話したことや、

自分以外の何者かになりきって、賞賛されていた人のことやら、

形にはならない様々な想いが、雑然としたまま浮かんでは消えていった。

 

先週は三軒茶屋にあるグレープフルーツムーンというトムウェイツの曲名と

同じ名前のライブバーでピアノを弾きながら歌った。

ジントニックとワインを飲んでからピアノに向かったら、頭が少しぼーっとして、

一人でいつもより熱くなってしまった。

その後は、何か力が抜けたように過ごして、気が付いたら週末だった。

 

窓を拭いて、雑巾を洗って、どうせ、二、三日もすれば、

また汚くなってしまうのにと思いながら、コロコロで絨毯のごみをとっていると、

テレビで都知事選の結果について話しているのが聞こえてきて、

また、うんざりしてしまいそうになった。

なんてことのない祝日の終わり、久しぶりにブログでも更新してみようかと思った。

LIVE AT 七面鳥

昨日は渋谷の道玄坂にある七面鳥でライブでした。

 

ライブの前はいつも、集客のことや、曲順や、

自分の持ち時間のことで頭がいっぱいになってしまう。

 

ライブが始まれば、さあ、これからというところで、あっという間に終わってしまう。

もっと、もっと、このまま永遠に演奏を続けていたいような気持ちになる。

 

ライブの後はいつも、朝方まで眠れずに、キーボードやギターを弾いたりしてしまう。

そして翌日は疲れて、少し気持ちが沈んでしまう。

 

昨日は、寒い中、たくさんの方に足を運んでくださって頂き有難うございました。

 

Junji

元気にやっていますか

先週、明日のライブに誘ってみようと、以前、一緒にやっていた

バンドメンバーの一人に電話した。

 

バンドを辞めてから、彼とは三年ほど前に、一度電話で話したきりだったけれど、

何故か、今回のライブには来てくれるんじゃないかと、勝手に彼との再会の場面を

想像していた。

 

久しぶりだったので、少し緊張しながら彼の携帯の番号に電話してみた。

けれども、電話がつながることはなく、メールも届かないままで返ってきた。

翌日も同じように、電話はつながらず、メールが届くこともなかった。

 

その夜、彼が夢の中に出てきた。というより、出てきたような気がした。

初めて会ったときのように、スネアを肩から下げていたように思う。

 

三年前といえば、まだ、あの地震もなかったし、原発事故もなかった。

きっと僕も変わっただろうし、彼もそうだろう。

 寝起きの霧がかった頭で、そんなようなことを考えながら、

このバンドを最後のバンドにすると、彼が何度か言っていたのを思い出していた。

 

届くことのなかったメールは「久しぶりです。元気にやっていますか?」

で始まっていた。

もう一度、そのメールを読み返しながら、

明日のライブは、思い切り僕の音楽と一つになってやろうと改めて思った。http://www.7mentyo.com/schedule/2014/01.html